⑧完全自殺防止マニュアル
人生でもう駄目かと思う時が何度もある。
そんな時に必ず読んで欲しいのがこのマニュアルである。
読んだからといって救われるという大層なマニュアルではない。
しかし、悲しい選択だけはして欲しくないし、ここからでも是非幸せになって欲しいと思って書いている。
そこで最初に言っておきたい事は、このマニュアルは『悩みを解決してあげる』ためのマニュアルではなく、『悩みを自分で解決する』ためのマニュアルであると言う事である。
悩みは人それぞれ全く違うものであるし、その人の悩みや悲しみは、実際に体験した、その環境に身を置いている、その人本人にしか完全に理解できない。
その人の悩みも悲しみも完全に理解していないのに、本人より先に解決策を見つけ出すことは至難の業だと考えているからである。
そのため私達に出来る事は、当の本人が『悩みを自分の力で解決する』ための
①環境を整えてあげること、
②材料(自分の経験、アドバイス)を提供すること、
だと考えている。
悩みを解決するには、
深い『憎しみ』『恨み』『悔しさ』から生まれる、底すらない『生への執着』を気力に、
『生き抜く方法』を命懸けで考え続け、
深い『絶望』『挫折』『敗北』から生まれる、『死への恐怖』を警戒心に、
『死への油断』や『生への驕り』を抑制し、
より確率の高い『生き抜く方法』を貪欲に詮索する事である。
それに尽きると思うし、それが全てだと思う。
そこで以下の順番で、悩みの解決に取り組んで欲しい。
- 『悩みを自分の力で解決する』ための環境を整える。
- 精神を鍛える。考え方を図太く前向きにする。
- 悩みをノートに書き解決策を探る。
- 悩みの解決に役に立ちそうな材料を集める。
- 解決策を試行錯誤し、より生存確率の高い考え方、やり方を見つける。
である。
1.『悩みを自分の力で解決する』ための環境を整える。
□悩みを解決するための土台である、心と体の健康を先ずは健全にする。
□一度その環境から思い切って逃げてからのスタートでも良い。
□悩みの原因が存在する環境から先ずは遠く離れる。
□心を休める時間、一人で考える時間を作る。
□生活習慣を健全に正す。
□生活習慣からくる心の緩みを絞める。
□基本的人権の生活をする。
□適度な運動でストレスを発散し、考え方を健康にする。
基本的人権の生活とは、
①生きるために最小限必要な生活
+人が人らしくあるための生活。
②刑務所暮らし+日常のささやかな幸せ。
③生活水準を最低まで下げた生活。
(江戸時代の暮らし)
の事であり、
基本的人権の生活に切り替えることで、
- ちょっとやそっとの人生のトラブルにも動じない、
- 強固で安定力のある、
- 守りの堅い、
- 生き残る確率の最も高い、
人生を生き抜くための土台を築くことが出来る。
- 睡眠1日8時間
- 労働1日8時間(仕事は肌に合えば何でも良い)
- 自由時間1日8時間
- 自然と触れ合う
- 健康的な食生活(自然食)(水、お茶)
- 適度な運動(散歩、ジョギング)(水泳、登山)
- 人生を考える時間を持つ(散歩、黙祷、ノートに書く)
- 収入の8割で生活する
- 生活費を極力抑える
- 日常のささやかな幸せ
2.精神を鍛える。考え方を前向きにする。
私は、人生は考え方一つでガラリと変わると思っている。
心底悩んでいる人に安易な意見は言いたくないが、素直にそう思う。
だから、もしあなたが悲しい選択をしようと考えているのであれば、それは環境のせいではなく、考え方が不健康で後ろ向きになっているからだと思う。
勿論、どこか遠くへ逃げ出して、環境をがらりと変えるのも良いと思う。
学校を辞めても良いし、
部活を辞めても良い、
引きこもりになっても良いし、
会社を辞めて無職になっても良い、
誰も知らない街に引っ越しても良いと思う。
それとは別に、先ずは心と体を健康にして、考え方を健康的に前向きに図太く改善して欲しい。将来を悲観しないで、思い切って開き直って欲しい。
苦難に耐え凌ぐ精神力が足りないと言っているわけではない。
なりふり構わず生き抜く図々しい精神を身に付けて、結果として生き残れる考え方ややり方を、命を懸けて考え見つけ出して欲しいのである。
【精神を鍛える】
□時間が解決するのを待つ。
□環境適応能力を利用する。
□苦難に免疫力、抵抗力をつける。
□必ず『慣れ』と『飽き』が来る。
□必ず『考え方』と『価値観』が変わる。
□1年経ってもまだ死にたいと思うなら、その時は死になさい。
□自分がしたいと思うことで、毎日無理なく継続できる些細な事を精進する。
①自分の肌に合うもの。
②無理なく出来るもの。
③継続して出来るもの。
④体を適度に動かすもの。
⑤単純で地道で基本的な作業。
【炊事、洗濯、家事、掃除、家計簿、座禅、お祈り、球拾い、素振り、等々】
【習い事(習字、そろばん、公文、ピアノ、スイミング、等々)】
【ネテロ会長の感謝の正拳突き
(①気を整え②拝み③祈り④構えて⑤突く)】
①人生の基礎(人生を生き抜くために不可欠な全ての能力)が鍛えられる。
②体に人生の基礎を染み込ませる。
③自分に自信がつく。
④生き抜く気力を取り戻す。
⑤人生の土台である強靭な精神力をしっかり作る。
⑥ゴキブリのような形振り構わない生命力がつく。
⑦龍が如く強い運気を呼び寄せる。
⑧安定力のある強固な土台造り。
⑨精神力を鍛え、研ぎ澄ませる。
⑩安定した強固な精神力が備わる。
【考え方を前向きにする】
□適度に運動する。(水泳、ジョギング)
□散歩、日光浴で、ぼーっとする時間を作る。
□人生は『生きたい』とより強く想う者が最後には必ず勝つ。
□人生は『死への恐怖』『人生への怯え』を心に適度に留めていなければ生き残れない。
□『悩み』が人生に於いて、然程たいした問題では無かったと思える日が来るかもしれない。
□『悩み』が人生に於いて『生きる気力の源』になるかもしれない。
□『悩み』が人生に於いて『死への油断』や『生への驕り』の足枷になるかもしれない。
□『屈辱』『敗北』『挫折』『恐怖』『怯え』を『人生で生きるための武器』にする。
□いつかは状況や環境や状態は変わるもの、自分を取り巻く世界が全てではない事に気付く。
3.悩みをノートに書き解決策を探る。
4.悩みの解決に役立ちそうな材料を集める。
□人の体験、人の経験を参考にしてみる。
□たかひろハンドブックを暗唱出来るまで読む。
5.解決策を試行錯誤し、より生存確率の高い考え方、やり方を見つける。
【あとがき】
辛い体験をするだけで、得られる経験は計り知れない。
逃げたり隠れたり、
我慢したり媚びへつらったり、
鍛えたりやり返したり、
ただただひたすら堪え忍んだり、
ただただひたすら笑って誤魔化したり、
あの手この手で乗り切って欲しい、
格好良く乗り切る事ではなく、
結果として乗り切る事が大切であり、
乗り切ってはじめて、
ゴキブリ並みの生命力と、
図太い精神力と、
生き抜く術が身に付くのである。